料理をしていると必ず出てくる「生ごみ」。放っておくと臭いも気になるし、どう処理すればいいのか気になったことはありませんか?
実は自治体が生ごみの排出量を減らすため、適切な処理方法をPRしています。
というのも、様々な自治体が家庭ごみの組成調査をしているのですが、例えば横浜市では33.5%(平成30年調査)、札幌市では27%(平成30年調査)、千葉市では28.1%(令和元年調査)と、全体の約3割を生ごみが占めています。紙類やプラスチック類と比較しても比率が高く、生ごみを減らすことにより、家庭ごみ全体の量が減らせるのです。
今回は、そんな生ごみの処理方法についてご紹介したいと思います。
目次
生ごみを減らすポイントは「水切り」です
野菜の皮、魚の骨、余って腐らせた果物など様々な生ごみ。家庭からでる生ごみの80%は水分です。
生ごみの水切りをすることで、重量の10%が減量できると言われています。
さらにごみを減らすだけではなく、気になる臭いも軽減でき、水分量が減ることで燃焼効率が上がり、ごみの処理費用の削減にもつながるなど、良いことづくめです!
※文字を見るのが面倒だという方は、東京都東村山市さんが作成している水切り動画をご紹介しますので、そちらをご覧ください
東村山市ホームページ 生ごみの水切りにご協力お願いいたします
生ごみをどうやって水切りするの?
水切りの方法は非常に簡単です。
- 生ごみが出たら、水に濡らさない
すぐに三角コーナーや排水溝に貯めず、新聞紙や紙箱などに置いて、乾かしましょう。 - しぼって乾かす
特にお茶がらやティーバッグ、果物などはできるだけ絞っておくことで、乾かしやすくなります - 捨てる前にもうひとしぼり
一時的にビニール袋などに生ごみを入れ、袋の下両端をはさみで切り、たまった水分を「ぎゅっ」と絞ってから捨てましょう!
道具を使って生ごみの簡単水切り
世の中には水切り専用の道具も下記のように多数販売されています。
通販や100均にも売られているので、是非入手して簡単に水切りできる環境と整えましょう!
- 水切りバット
- 水切りカゴ
- 水切りごみ箱
生ごみに「堆肥」という選択肢もあります
こちらは水切りより手間がかかりますが、家庭菜園をしている方におすすめの「堆肥」として活用する方法もあります。
比較的手軽に試すことのできる「段ボール式」、屋外に設置することで臭いを気にしなくてもすむ「屋外容器」、乾燥速度を高めるなど様々な機能のついた「生ごみ処理機」など自分のスタイルに合わせてお試しください。