自治体の環境への取り組み【苫小牧市】

更新:2025年2月10日

自治体の環境への取り組みについて地域性も併せてみていきましょう。第一弾といたしまして、北海道苫小牧市にスポットを当ててみます。

目次

基本情報

苫小牧市(とまこまいし)は、北海道の南部に位置し、太平洋に面した都市です。札幌市の南東約60kmにあり、新千歳空港にも近いことから、道内外へのアクセスが良好です。人口は約16万人(2024年時点)で、北海道の主要な港湾都市の一つです。

産業と経済

苫小牧市は、北海道を代表する工業都市であり、製紙業や石油化学工業が盛んです。特に王子製紙をはじめとする製紙業は市の経済を支える基幹産業の一つとなっています。また、苫小牧港は北海道最大級の国際貿易港として重要な役割を果たしており、国内外の物流拠点となっています。

自然環境と観光

苫小牧市は、豊かな自然環境にも恵まれています。ウトナイ湖は国指定鳥獣保護区となっており、多くの渡り鳥が訪れるバードウォッチングの名所です。また、市の東部には樽前山(たるまえざん)がそびえ、登山やハイキングを楽しむことができます。市街地の近くには、温泉施設やゴルフ場も点在し、観光資源も豊富です。

ごみ減量への取り組み

環境保護にも力を入れており、リサイクルの促進やごみの分別回収、企業との連携による廃棄物削減の取り組みが進められています。特に、苫小牧市のリサイクルセンターでは、資源ごみの適正処理が行われ、市民の環境意識向上に貢献しています。

●実施事業【ごみの減量】

・苫小牧環境PR大使
 苫小牧出身のアーティストEXILE「SHOKICHI」さんに環境PR大使に

・4My持参運動
 053フェスタにて来場者500名にMyバッグを配布

・「053大作戦~ステージ5~」ファイナル
 苫小牧市アイビープラザにてイベント開催

●実施事業【リサイクルの推進】

・環境戦隊053ファイブ
 ごみに関する様々な情報を発信し、広く苫小牧市民に周知

・ごみ分別アプリの導入
 スマートフォン利用者へ環境行政に関わる様々な情報を提供、周知

・053フェスタ
 リサイクルへの意識の向上を呼び掛けることを目的とする

まとめ

苫小牧市は、工業と物流の拠点でありながら、豊かな自然にも恵まれた都市です。フェリーや鉄道、道路のアクセスも良好で、北海道と本州をつなぐ重要な役割を担っています。また、アイスホッケーをはじめとしたスポーツ文化が根付いており、自然やイベントも楽しめる魅力的な街です。